怪異ハンター



裕太の話は3年前まで遡った。
「あの時僕たちは同じ部屋に寝てたよね」
3人兄弟は広めの部屋をあてがわれていて、二段ベッドに拓と弟。
そしてひとり用のベッドに輝が眠っていた。
深夜2時、街は静まり返っていたのだが……。
ガタンッ!
階下から大きな物音が聞こえてきて3人はほぼ同時に目を覚ましていた。
『今の音、なに?』
輝が目をこすりながら上半身を起こし、誰にともなく質問した。
二段ベッドの上に寝ていた拓が『わからない。お父さんかお母さんだと思うけど』と、返事をする。
3人の姿は小さな常夜灯によって暗闇に浮かび上がり、まだ状況を把握していないままぼんやりとしているのがわかった。