怪異ハンター

どこにいたのか、なにをしていたのか質問してもみんな支離滅裂な答えが続いており、集団催眠にかかっていた可能性があり……』
男性ニュースキャスターが深刻そうな表情で原稿を読み上げる奥の画面で、見つかった人たちの顔写真が流れていく。
その中には下顎がふっくらしている細い目をしたあの男性もいたのだった。

☆☆☆

夕方になるまで街のパトロールをしたふたりは、あの店があった空き地へとやってきていた。
そこに裕太がふらりと姿を見せる。
「あの店はもうなくなったんだね」
そう呟いてホッとしている様子だ。
普段ならここでふたりが優しい声をかけるのだけれど、輝と拓は険しい表情を裕太へと向けている。