怪異ハンター

だけど怪異に取り込まれてしまっていたあの無数の手の持ち主たちは、きっともう人に戻ることはできない。
何年、何十年、何百年も前にあの店に取り込まれた人たちだろうから、今この世界に戻ってきても混乱を招くだけになるだろうけれど。
「今回の怪異はひどかったな」
また拓がため息をつく。
さすがにちょっと疲れた様子だ。
「そうだね、早く帰って寝よう」

☆☆☆

翌朝、早く目覚めた輝が気になってテレビをつけた。
『次のニュースです。
昨晩行方不明になっていた数十名が一斉に発見されました。