それが気になったふたりは夜になるのを待ってふたたび店のあった空き地へとやってきていた。
「やっぱり、この時間になると店はなくなるんだな」
空き地はガランとしていて猫一匹いない。
それどころか秋の虫の鳴き声すら聞こえてこなくて、少し異様な雰囲気だった。
まるで生き物すべてを寄せ付けないような、なにかがある気がした。
「試しに力を使ってみようか」
拓が胸の前でひし形を作る。
怪異がいなければなにも反応はない。
怪異があれば、なにか反応があるはずだ。
「心・狂」
夜の街に拓の声が響く。
ザワリと風が拭いて雑草を揺らし、どこから出てきたのは一羽のカラスが頭上を飛び去っていく。
……。
………。
「やっぱり、この時間になると店はなくなるんだな」
空き地はガランとしていて猫一匹いない。
それどころか秋の虫の鳴き声すら聞こえてこなくて、少し異様な雰囲気だった。
まるで生き物すべてを寄せ付けないような、なにかがある気がした。
「試しに力を使ってみようか」
拓が胸の前でひし形を作る。
怪異がいなければなにも反応はない。
怪異があれば、なにか反応があるはずだ。
「心・狂」
夜の街に拓の声が響く。
ザワリと風が拭いて雑草を揺らし、どこから出てきたのは一羽のカラスが頭上を飛び去っていく。
……。
………。



