怪異ハンター

「学校でも噂になってるんだ。この店に入ると二度と出てこられないとか。この店に入った人はいつまで経っても出てこなかったとか」
1度入ったら出てこられない店?
それならどうして怪異の匂いがしないんだ?
拓はけげんな視線を店へと向けた。
オレンジい色の太陽に照らされて、錆びたプレハブがギラギラと輝いている。
「ね、早く公園へ行こうよ。僕、ここにはいたくないよ」
裕太に腕を引っ張られてふたりはその場を後にしたのだった。

☆☆☆

全く怪異の匂いがしない店。
だけど子供たちの間では目撃証言があり、お菓子が売ってあっても近づこうとはしない。