どこか怯えているようにも見えて、拓と輝は顔を見合わせる。
「入っちゃダメって、どうして?」
「このお店はなにか変な感じがするんだ。人面犬に遭った時みたいに、全身がゾワゾワする」
裕太にそう言われて拓は鼻をヒクヒクさせた。
別に怪異の匂いはしてこない。
「それって本当か? 嘘じゃなくて?」
拓からの質門に裕太は傷ついたように眉を寄せ、それから必死で左右に首をふる。
「嘘なんてつかないよ! ふたりとも、知ってるよね!?」
そう言われると頷くしかない。
裕太は嘘なんて言わない。
嘘をついていると思われて友達をなくしてしまった裕太からすれば、嘘は憎むべきものだった。
「入っちゃダメって、どうして?」
「このお店はなにか変な感じがするんだ。人面犬に遭った時みたいに、全身がゾワゾワする」
裕太にそう言われて拓は鼻をヒクヒクさせた。
別に怪異の匂いはしてこない。
「それって本当か? 嘘じゃなくて?」
拓からの質門に裕太は傷ついたように眉を寄せ、それから必死で左右に首をふる。
「嘘なんてつかないよ! ふたりとも、知ってるよね!?」
そう言われると頷くしかない。
裕太は嘘なんて言わない。
嘘をついていると思われて友達をなくしてしまった裕太からすれば、嘘は憎むべきものだった。



