怪異ハンター

服の下には引き連れた皮膚があり、そこが鬼に攻撃され負傷した場所だった。
この傷から怪異が入り込み、私は半人間半怪異となった。
拓もそうだ。
拓の左肩には同じような傷がある。
もし、あんな恐ろしい怪異が襲って来たら……?
考えただけで体中が寒くなって輝は布団を頭までかぶって目を閉じたのだった。

☆☆☆

翌日の朝、親戚から譲り受けたテレビを付けて朝食を食べていると、ここ最近県内で行方不明者が増えていることを知らせていた。
おとついから一人の男性が仕事帰りにこつ然と姿を消して、戻っていないらしい。
「大人の失踪は自分の意思の場合が多いから、捜索活動が遅れることがあるみたいだね」