怪異ハンター

平たい布団を隣同士に敷いて横になっていたけれど、なかなか寝付くことができずにいる。
今日もそれらしい怪異に出会うことはできなかった。
このままこの街で怪異ハンターを続けていて、本当に弟を助け出すことができるのか、輝の胸には大きな不安が膨らんでいた。
「近づいてるに決まってるだろ。人の数にも終わりがあるのと同じで、怪異の数にも終わりがある」
「当てずっぽうに倒していくってこと?」
「そうじゃない。でも、怪異があるところに優はいる。絶対に」
拓の声がどんどん小さくなっていき、最後の方は寝息に変わっていた。
輝は自分の右肩に触れる。