怪異ハンター

雑居ビルの屋上にある小屋のような場所がふたりの寝床だった。
このビルのオーナーがふたりの親戚で、よしみで貸してくれている。
貸してくれていると言っても家賃はほぼゼロに等しく、もしもこのビルで怪異が起こったときには対処するように言われている。
何度か外から入り込んだ怪異に対処したことで、数年食べていけるくらいのお金ももらった。
親と離れて怪異ハンターとして行きていくと決めたときには不安も沢山あったけれど、数少ない理解者に支えられて生きていた。
「私達、本当に優に近づいていると思う」
暗い部屋の中、窓から差し込む光は月明かりに変わっていた。