さっきまでの弱々しい姿は嘘だったのか。
手鏡は今の女の子をどのように映し出すだろう。
「輝、早く!」
拓に促されて輝も裕太から手を離した。
そのすきに女の子が一気に裕太を引き寄せようとするが、すでに拓の呪文で心臓が乱れているせいでそれもうまくいかない。
輝は両手でひし形を作ると女の子へ向けた。
「心・止」
唱えた瞬間少しだけ胸が傷んだ。
女の子は裕太を連れ去ろうとしたけれど『寂しい』と言ったあの言葉は嘘じゃない気がする。
「キャアアアア!」
裕太から手を離した女の子が甲高い悲鳴を上げてケムリになって消えていく。
残ったのはブランコの上の手鏡だけだった。
「あれ? 僕、どうしてここに?」
手鏡は今の女の子をどのように映し出すだろう。
「輝、早く!」
拓に促されて輝も裕太から手を離した。
そのすきに女の子が一気に裕太を引き寄せようとするが、すでに拓の呪文で心臓が乱れているせいでそれもうまくいかない。
輝は両手でひし形を作ると女の子へ向けた。
「心・止」
唱えた瞬間少しだけ胸が傷んだ。
女の子は裕太を連れ去ろうとしたけれど『寂しい』と言ったあの言葉は嘘じゃない気がする。
「キャアアアア!」
裕太から手を離した女の子が甲高い悲鳴を上げてケムリになって消えていく。
残ったのはブランコの上の手鏡だけだった。
「あれ? 僕、どうしてここに?」



