ふたりがブランコへ向けて歩き出したそのときだった。
誰もいないはずなのにキィキィとブランコをこぐような音が聞こえてきたのだ。
拓と輝は一度足を止めてブランコの様子をジッと観察する。
拓の鼻がヒクヒクと動いて、続いて顔をしかめた。
怪異の匂いがツンッと鼻腔を刺激してきたのだ。
「いる」
拓が呟いた時、そこに存在しないはずの3つ目のブランコが見えた。
それが前後にゆっくりと揺れてキィキィ音を立てているのだ。
「女の子が……」
輝がブランコに乗っている赤いワンピースを着た女の子を見つめた。
年齢は小学校3年生くらい。
顔に大きなマスクをつけているから、見えているのは目元だけだ。
誰もいないはずなのにキィキィとブランコをこぐような音が聞こえてきたのだ。
拓と輝は一度足を止めてブランコの様子をジッと観察する。
拓の鼻がヒクヒクと動いて、続いて顔をしかめた。
怪異の匂いがツンッと鼻腔を刺激してきたのだ。
「いる」
拓が呟いた時、そこに存在しないはずの3つ目のブランコが見えた。
それが前後にゆっくりと揺れてキィキィ音を立てているのだ。
「女の子が……」
輝がブランコに乗っている赤いワンピースを着た女の子を見つめた。
年齢は小学校3年生くらい。
顔に大きなマスクをつけているから、見えているのは目元だけだ。



