怪異ハンター

ふたりでゲームを始めるととたんに優の表情が生き生きしてくる。
拓に負けたくないという対抗心のためか、さっきまでキャラクターを動かしていたのとは別人みたいにうまい。
拓と優が何回戦かしている間にキッチンから甘くていい香りが漂ってきた。
『ふたりとも、クッキー焼けたよ!』
輝の声に目をみかわせ、一斉にキッチンへと走る。
ふたりの様子に輝は呆れ半分で笑いながら大きな白い皿に置いたクッキーを差し出してきた。
『輝のクッキーは絶品だもんな。みんな、ちゃんと座って、手を合わせてからいただこう』
庭木の選定をしていたお父さんが勝手口から戻ってきて言う。