怪異ハンター

優しい両親と、2人の兄弟。
三つ子という特殊な兄弟関係でも、一応長男である拓はふたりの面倒をよく見ていた。
『輝、なにを作ってるんだ?』
さっきからピンク色のエプロンをつけてキッチンに立ち、せっせと両手を動かしている輝に近づいて声をかける。
すると輝は作業中のものを両手で隠すようにして『まだ見ちゃダメ!』と怒った。
プッと頬をふくらませる輝を見て拓は肩をすくめて弟の方へ視線を送る。
弟はさっきからリビングでテレビゲームをしているが、そろそろ飽きてきたのはあくびを繰り返している。
『優、俺が相手になろうか?』
『まじで!? 兄ちゃん強いから手加減してよ?』
『手加減なんてなしだよ』