怪異ハンター

それは裕太にとって大きな存在だった。
更にふたりは1度裕太をその能力を使って助けている。
「じゃあ、なにが起こったのか教えてくれるか?」
「あのね。昨日はあのブランコに乗ってたんだ」
拓からの質門に裕太はよどみなく答えていく。
裕太が振り向いて指差す方向には、錆びたブランコが淋しげに佇んでいる。
「今はふたつのブランコしかないけど、昨日は3つ目が出てきたんだよ」
「3つ目?」
輝が聞き返す。
どう見てみても、ブランコはふたり分しかない。
「そうだよ。それで、その3つ目のブランコが誰も乗ってないのに揺れてたんだ」
それで怖くなって逃げ出したようだ。