怪異ハンター

「三つ子!?」
裕太の目がキラキラと輝く。
「僕のクラスに双子の子はいるけれど、三つ子の子は見たことないよ! ねぇ、もうひとりはどこにいるの?」
裕太は三つ子のもうひとりも近くにいるのではないかと、周囲を見回している。
その姿に輝の胸がチクリと傷んだ。
もうひとりの兄弟は怪異によって連れ去られた。
そのとき輝と拓も傷を負い、それがキッカケとなって怪異を見たり退治したりする能力を得たのだ。
そして今、『怪異ハンター』として弟を探し続けている。
「その話はまた今度。今大切なのは、昨日裕太くんがここでなにを見たかだ」
拓が話題を変えて、裕太の表情が曇った。