怪異ハンター

「もう大丈夫?」
「うん。昨日のは夢だったのかなって思ってるんだ」
「そっか」
昨日はこの公園で暗くなるまでひとりで遊んでいたから、それで変な夢でも見てしまったんだと、男の子が考えを変えたみたいだ。
本当に夢ならいいけれど、残念ながら拓は昨日ここで怪異の匂いを確認している。
このままほっておくわけにはいかなかった。
「とにかく、そこのベンチに座ろう。自己紹介もまだったよな」
拓が公園の外にある木製のベンチを指差して男の子を促したのだった。

☆☆☆

「僕の名前は裕太だよ。小学校3年生」
裕太と名乗った男の子は手の中でちぎった草を弄んでいる。
「私は輝、こっちは拓。私達三つ子なの」