怪異ハンター

「もちろんだ。今日は無理をしなくていい。家まで送っていくよ」
拓がそう言って男の子の小さな手を握りしめる。
男の子はホッとしたような様子で、ようやく口元に笑顔を見せたのだった。

☆☆☆

翌日のふたりは昼過ぎまで怪異を探した後、昨日行った公園へと向かった。
公園は相変わらず草が伸び放題で荒れているけれど、今は日が高いから物々しい雰囲気は消え去っていた。
「やぁ」
公園内にはすでに男の子が到着していて、手持ち無沙汰に草を掴んでは引きちぎっていた。
「こんにちは!」
公園の入口に立つふたりに気がついた途端、男の子が駆け寄ってきた。
昨日とは打って変わって元気そうな様子に輝は胸をなでおろした