怪異ハンター

輝に聞かれて男の子は怯えた表情に変わった。
思い出したくないのか、黙り込んでしまった。
「話をしてくれないと、怖いものがなにかわからないの」
それでも答えずジッと自分の足元を見つめている。
今はまだ思い出したくないのかもしれない。
輝がどうしようかと拓へ視線を投げかけた。
拓は小さくため息を吐き出して、少しかがんで男の子と視線を合わせた。
「それなら明日の明るい時間に出直すっていうのはどうだ?」
「明日で……いいの?」
男の子の声はまだ震えている。
相当怖い思いをしたんのだろう、だんだん薄暗くなっていく世界に怯えて早く帰りたいという気持ちが伝わってくる。