男の子が歩いて草を踏んづけた箇所だけ少し歩きやすくなっている。
草が倒れて通路になっている場所を進んでいくと、ブランコにたどり着いた。
ふたつのブランコは塗装がはげてサビていて、ちょっと触るだけで手が臭くなりそうだ。
拓はブランコの手前で足を止めて振り向いた。
「君はここで遊んでたんだろ?」
「う、うん」
男の子は頷きながらもしきりに公園内を見回している。
まだ、自分が見た怖いものが近くにいるのではないかと、警戒しているように見える。
「確かに、少しだけ怪異の匂いがするな」
拓がクンクンと犬のように鼻を動かして呟いた。
「この公園で何を見たのか、話してくれない?」
草が倒れて通路になっている場所を進んでいくと、ブランコにたどり着いた。
ふたつのブランコは塗装がはげてサビていて、ちょっと触るだけで手が臭くなりそうだ。
拓はブランコの手前で足を止めて振り向いた。
「君はここで遊んでたんだろ?」
「う、うん」
男の子は頷きながらもしきりに公園内を見回している。
まだ、自分が見た怖いものが近くにいるのではないかと、警戒しているように見える。
「確かに、少しだけ怪異の匂いがするな」
拓がクンクンと犬のように鼻を動かして呟いた。
「この公園で何を見たのか、話してくれない?」



