2分の1の世界

○同・講義室(夜)
キャパ200人程度の小さな講義室に50人くらいの生徒の中に、裕也の姿。
教授が生徒の名前を一人一人読み上げ点呼をとる。

教授「次は4年ね。青木さーん?いるー?」

女子生徒が手を上げる。紫織と香菜が軽く息を切らし教室に入ってくる。

香菜「すみません!遅れました」

教授「田村さん。いつもギリギリを攻めない。まだ点呼終わってないのでオマケでセーフね」

香菜「ありがとうございますぅ!」

紫織、ペコッとお辞儀。

教授「(紫織を見て)何さん?」

紫織「一色紫織です」

目を丸くして驚く裕也。

教授「一色さんね(出席簿に丸をつけ)、はい席ついてー」