2分の1の世界

理久「あー、聞いたことある。好きなんですか?」

紫織「誕生花なの」

理久「え、いつ!?」

紫織「(少し嫌そうに)12月4」

理久「あー、ぽい。だから肌白いんですね」

紫織「(バッサリ)それはたぶん関係ない」

理久「サザンカか。覚えよ。あ!あれみたいですね。好きな人に花の名前を1つ教えなさいってやつ」

紫織「(食い気味に)今すぐ忘れて。好きじゃないし」

理久「(微笑)直球すぎますって。あ、ちなみに僕は7月7日です」

紫織「覚えやすいね」

理久「そう。七夕だから、誕生日なのに僕に願い事してくるやつとかいて。織姫でも彦星でもないのに」

紫織「素朴な疑問なんだけどさ。七夕は織姫と彦星が1年我慢してやっと2人の願いが叶う日なのに、なんで皆の願いを叶えて貰えるなんて思うんだろうね。皆の願いを叶えられるなら1年に1度どころか毎日会ってるよね」