1945年、君を迎えに行く。





男だからこう、とか。
女だからこう、とか。

もうないんだよ、今の時代は。


2回目の世界で会った鳥海と私は今、現代で関わっている。


それを認識しているのはきっと私だけだと思っているけれど。

真相はどうか、わからない。



「俺は…いつも、身体が弱いせいで近所の人間たちに嫌われていたんだ」


「…うん」


「家族のことも…たくさん傷つけた」


「…そっか」


「…だから俺は…、…ここがいい」



完全一致。

町人に殴られて私に手当てされていた青年が、ここにいた。


あなたはどうしてここにいるの。
どうしてここに、来てしまったの。


拾ったサイコロが何か秘密を握っているとするならば。

私はそれを、あなたには返さないよ。



「ねえマッサン。…当時のパイロットってさ、戦闘機を操縦する人のことだよね?」



と、投げかけた放課後。

理由は今日は難しそうな科学実験をしていなかったから。