1945年、君を迎えに行く。





どういうこと……?

だってこの時代の鳥海は兵士のはずでしょ?


マッサンが言っていたことを照らし合わせるなら、1回目の前回は知覧という場所にいたはず。

あそこは陸軍の基地があり、飛行場もあると。



「ここは……知覧、ですか?」


「…!!」


「え…?ちがうの…?」



目を開いたあと、ギリッと歯を噛んでまで鋭く睨んでくる。



「ね、ねえ、」


「さっさと帰ってくれ」


「ちょっと、よしなさい隼人…!」


「…俺の前で2度とその地名を口にするな」



母親に咎められたとしても気にすることなく、私に冷たく言い放って彼は家を出ていった。


知覧という言葉は言ってはいけないらしい。

聞くだけで怒りが込み上げるほどの何かが、あるらしいのだ。



「…ごめんねえ。あの子はね、あなたに怒ったわけじゃないのよ」


「そう…なんです、か」



明らかに私に怒ってましたけど…。



「きっと自分自身が許せないだけなの」


「…自分自身……」


「あなたは知覧の子なのかい?」


「…そう、です」


「そりゃあ、苦労したでしょうに」