1945年、君を迎えに行く。





この鳥海……、1回目の時空移動で会った鳥海じゃない。


似ているけれど、ちがう。

丸刈り頭から日が経った短髪とか、生成り色をしたシャツに当たり障りのない茅色のズボンとか、わかりやすい見た目どうこうっていうより。



「なんで、鳥海が…、ここに?」


「…さっきからなにを言ってるんだ、おまえは」



この鳥海は───……現代の鳥海だ。


そっくりなんかじゃない、同じなの。

表情の使い方、声のトーン、瞬間瞬間に見える癖と、雰囲気。


一緒にプリクラを撮ったクラスメイトである鳥海 隼人が、目の前にいた。



「隼人。この子はね、具合が悪いそうだったから介抱してあげたのよ」


「…母さんの知り合いなのか?」


「いいえ?さっき道端で出会ったの」


「はあ…。母さん、人助けも程々にしろと言っているだろう。それにこいつ、俺の名前を知ってたんだ」


「ええ?それなら、あんたが忘れているだけなんじゃないのかい」


「そんなはずない。俺の記憶力の良さは母さんがいちばん知ってるはずだろう」