1945年、君を迎えに行く。





ウーーーーーー!!!!

カンカンカンカン!!!


そのとき。

どこからか鳴り響いた、警報音。



「みんなっ、はよう隠れて…!」



なに。
なにこれ…。

なんの警報音…?なんの訓練?


それまで笑っていた少女たちは途端に険しい顔になって、手にしていた洗濯物をバケツに戻すと、すぐさま茂みに一目散。



「シオちゃんっ、ないしよっと!!」


「え、なにって、洗濯…」


「そげんのよかで身を隠すとじゃ…!!服は近くに隠せばバレんでっ、はよこっちに逃げて!!」



身を隠すって…。

どこかで火事が起きたのかもしれないし、その場合は私たちが隠れたところで関係ない。


火事……。


そうだ、あれは、火事だった。

一家心中なんかじゃない、れっきとした事故なの。



「シオちゃん…!!」


「…っ、」



ヤエちゃんたちに呼ばれるなか、つい泣きそうになって呆然と立ち尽くしていた私の腕。

背後から近寄っていたらしい誰かに、勢いよく引っ張られた。