ウーーーーーー!!!!
カンカンカンカン!!!
そのとき。
どこからか鳴り響いた、警報音。
「みんなっ、はよう隠れて…!」
なに。
なにこれ…。
なんの警報音…?なんの訓練?
それまで笑っていた少女たちは途端に険しい顔になって、手にしていた洗濯物をバケツに戻すと、すぐさま茂みに一目散。
「シオちゃんっ、ないしよっと!!」
「え、なにって、洗濯…」
「そげんのよかで身を隠すとじゃ…!!服は近くに隠せばバレんでっ、はよこっちに逃げて!!」
身を隠すって…。
どこかで火事が起きたのかもしれないし、その場合は私たちが隠れたところで関係ない。
火事……。
そうだ、あれは、火事だった。
一家心中なんかじゃない、れっきとした事故なの。
「シオちゃん…!!」
「…っ、」
ヤエちゃんたちに呼ばれるなか、つい泣きそうになって呆然と立ち尽くしていた私の腕。
背後から近寄っていたらしい誰かに、勢いよく引っ張られた。



