「ごめんね。ハルミはああいう子なんよ」
「いえ…」
「このあとちょうどお昼休憩じゃて。よかったらウチらのお昼ご飯、分けちゃるで一緒にどげん?そしたら出口まで案内しちゃるから」
方言は案外、話してみると聞き取れることを知った。
雰囲気やニュアンスである程度のことは読める。
この方言……どこのだろう。
「ウチは月永 やえ子(つきなが やえこ)。みんなヤエちゃんって呼んじょっで、そう呼んで」
この子たち…中学生?
もしかすると私より1、2歳下かもしれない。
右目の下に涙ボクロがある少女は、この距離で笑うと幼さも垣間見えた。
「…私は…花折 志緒、」
「シオちゃん。みんなー!シオちゃんと仲良うねー?」
「シオちゃん!かわええ名前やなあ」
ねえ、いつ醒めるの。
もうそろそろいいよ。
お風呂掃除しなくちゃだし、そもそもあの時点から夢だったってこと…?



