1945年、君を迎えに行く。





正直、このジャンルにだけは手を出したくありませんでした。


これまでノンジャンルのなんでも屋さんとして執筆してきた理人ですが、これだけはと、避けていた部分がありました。


単純な理由です。

苦しいからです。
胸がえぐられるほど辛い歴史だからです。


事実、忠実を執筆するにあたって半端なことは絶対として書けない、そのためには書き手として歴史を学び、調べることはセットです。


そこを考えたとき、今までの理人はやはり逃げていました。


ですが、なぜか手を出してしまった。

出してしまったからには、書くしかない。



そんな使命感で執筆し、ずっと温めていたものを今回一挙公開させていただきました。



エピローグの絶望感、けれど残った唯一という矛盾。


志緒は特攻兵である鳥海の意思を尊重し、友達である隼人との約束も守った。

壊れた世界で、すべてが変わった世界で、どんな形であれ、それだは残った。


志緒という少女は居なくなったけれど、“花折志緒”と“鳥海隼人”は同じ世界で肩を並べて笑い合っている。


“鳥海”でも“隼人”でもない、鳥海隼人と。