1945年、君を迎えに行く。





「おい、そこに誰かいるのか?」


「っ…!!」



安堵に包まれた私と、焦りを見せた彼。

私の姿をちゃんと目にしては呆然とし、泣き出しそうに眉を歪ませ、すぐにハッとする。


ここまで短時間で変わる珍しいものをできればもう少し見ていたいと、場違いなことを思った。



「……どうして…、なぜ……また来てしまったんだ、」



なぜって、約束したからだよ。

もう2度と会わない覚悟を決めてあのとき私を突き放したと言ってくるつもりなら。


それはそれであなたの意思を尊重はする。
でも、了承はしない。



「せっかく戻れたのになんで来たんだ…!!きみは…、おまえは、未来なんだぞ!!」


「……だからだよ。未来だから、ここに来たんだよ」



逆に落ち着きを取り戻した音色を返せば、鳥海は意表を突かれたように押し黙った。


どんなに国のため任務のためだと言われようと、私はあなたの命を見る。

生きるべき命を。
生きていい命を。


あのとき「いきたい」といった本心を、揺れていた声を、私は信じたいから。


それくらいの覚悟で今、ここに居るんだ。