はやく終わらせようと、ひとまず飛び散った泥をシャワーで流していたときだった。
コロンッ───、
「あっ…」
ワイシャツの胸ポケットに入れていたサイコロが落ちる。
コロコロと転がって止まった、「三」
水浸しにならないようにとシャワーを止め、拾い上げた瞬間だった。
ピカッッ!!!
「うわっ…!!……なに…これ……」
突如まばゆい光に包まれたかと思えば、身体がふわりと宙に浮く。
まるで異空間。
カチカチカチと秒針音が四方八方から聞こえ、足を踏み出せば空気に押し戻される。
なにこれ………夢?
「ぎゃあ…っ!!」
今度はくるんっと、逆さま。
誰かに遊ばれるように、私の身体は自分でコントロールできなくなっていた。
プツッッ────……。
まさか身体ごと、消えていたなんて。



