1945年、君を迎えに行く。





「おお、色がついてる。絵みたいだ」


「…消してね」


「今にも動きそうだな。こっちはなんのマークだ?うわっ、明るくなったぞ、こんなところに電気がついてるのか…?すごいカラクリだ」


「って、聞いてないし…」



興味津々、好奇心旺盛。

気になったマークがあればとりあえず押して、機能を理解して他を試してみたり。


男の子は基本、ロボットや機械が好きだと聞いたことがあった。納得だ。


飛行機の操縦者でもある彼は、想像していたよりずっとずっと覚えるのが早かった。



「なるほどな…。これで内側からも撮れるってことか。よし、次は一緒に撮ろう」



「志緒」と、肩を引き寄せられて。

シャッター音が鳴ったのはすぐ。


けれどカシャカシャカシャと連写で必ず撮ってしまうのは、ワンタップで撮れることをまだ知らないから。


教える必要はないと思った。

気になったものを気になったまま、触ったものを触ったまま、あなたはそうして未来に触れればいい。