1945年、君を迎えに行く。





悲しいけれど、それが事実。

夢だと思っていたあの記憶こそが、私が花折 志緒として生きていたオリジナルなんだ。



「マッサン…、それだけじゃない。なんか、私…もっと大きなことを忘れてる気がする。忘れちゃダメなことがあった気がするの…」



とてつもなく悲しい出来事を味わって、なにか大きな決意をしたような気がする。


どこかで、私は、大切な誰かのために。


思い出せない…。

オリジナルの世界で私、なにか特別なことをしていなかった…?



「…だったら尚更この世界を閉じなければいけないな」


「うん。この世界にいる隼人を探そう。彼なら何か知ってるはず…。マッサン、それしかない」


「あてはあるのか」


「………うん。ないね」



はあ…と、マッサンらしいため息が、余計私を元の花折 志緒に戻してくれた。