1945年、君を迎えに行く。





「きみはアレだな。陰謀論ってやつに振り回されるタチか」



すると何かを思い出したかのように、マッサンは背後を気にした。



「こんな風変わりな現代っ子もいるみたいだが。鳥海(とりうみ)、きみはどう思う?」


「うわっ!!」



来るたびに誰も座らないんじゃないかと思う、2人掛けのソファー。

まさかクラスメイトが寝ていたとは知らず、私はすっとんきょうな声を上げてしまった。



「志緒(しお)、授業に遅れるぞ」



むくっと身体を起こしたそいつは、とくに寝ていたわけではなさそうだった。



「と、鳥海こそ…!なに、あんた、いつもそこに寝てるの?」


「…たまたまだ」



鳥海 隼人(とりうみ はやと)。

どうにもマッサンとは遠い親族らしく、高校2年生の4月に転校してきた。



「たまたまって…。てか、転校生のくせに馴れ馴れしい!」


「それは悪かった。でもおまえみたいな人間は嫌いじゃなくてさ」


「…………」