1945年、君を迎えに行く。





「苦しいぞ、確実に」



その覚悟がおまえにあるのか?と、尋問されている気分だ。

放っておけば暑さではない理由から喉に唾液が張りつく。



「…そこでどう感じるかは、そのときの私次第だから」



私はその自分に託すよ。

逃げのように聞こえたのかもしれないけれど、これが今の時点で言える最良の返事だった。


「…そうか」と、マッサンは70%の寛容を見せた。



「俺は1度…オリジナルの鳥海 隼人の記憶に入ったことがある」



そこで口を開いた助手。

あれは夢だったのかもしれないが───という、保険のような前置き。


さすがに聞き逃すわけにはいかず、詳しく聞かせてと私は身体ごと向き合った。



「いつの鳥海に入ったの…?」


「…知覧にいた。兵士になっていた。そこで俺は…いろいろ見たんだ」


「いろいろ…?」


「…………」