「き、キーヌ?
おまえ、大丈夫か?
こいつ、見た感じでも2メートルはあるぞ?」
「大丈夫だよ。
私はこのときのために今まで鍛えてきたんだ!」
自信はあるようだが、相手の男はどう見ても強そうだ。
筋肉モリモリで、腕や足は極太い。
こんなのが相手で、大丈夫か?
「よし。いくぞ!」
そう言ってキーヌは男は立ち向かった。
「だあっ!」
キーヌは拳に力を入れ、殴りかかった。
すごい力だ。
これは、だいぶ効いたんじゃ?
「ん?なんだ?流石に弱気だよな?」
男は顔色を一切変えず、キーヌに襲いかかった。
「とう!」
キーヌは大男に投げ飛ばされてしまった。
男に何度も立ち向かったが、何度も投げ返されてしまった。
ずっとその繰り返しであった。
「な、なんで?私が負けるはずはないのに」
「俺がそんな簡単にやられると思うか?
あと100倍の力を出したって、俺はやられることはないな。
そもそも武器を使わず素手で倒そうとすることが間違っていたんだよ!」
男は最後の一撃を決めようとしていた。
まずい…このままだとキーヌが!
でも、こいつは鎧を着ていないんだ。
それなら…
「クローズカット!」
「なんだ?」
「シュンキシュンッキシュンッ!」
男の服に、刃が一気に飛び出した。
「そんな小賢しい技、俺には痛くも痒くもないな!」
「ぽろっ」
その瞬間、男の服は木端微塵に破けてしまった。
「なんでだ?
お、俺の服がこんなことに?」
男はかなり慌てた様子だ。
そしてついに男は…
「くそっ。覚えてろよ?」
といって、その場から逃げてしまった。
どんな強い大男にも、欠点というものは誰でもあるのだろう。
しかし、まさかこの大男がこんなことで逃げてしまうとは驚きだ。
「あの、助けてくれたことには礼を言う。
だが、なぜ私はあんなにもあっけなくやられそうになったんだ?」
「そうだな。
確かに君は強い。
女性の中ではトップクラスの強さがあるはずだし、男性でも普通は手が出せないだろう」
「まあ、それはそうだろうけど……」
「だが、ああいう大男になってくると話は別だ。
あの男は体格からしても筋肉からしても、おそらくお前には引けを取らないかだろう。
それどころか、お前よりも強いと言える。
それに、相手は男だ。
力の差では男の方が、女よりも力が強いのは生物学上の事実なんだ。
抗うことはできない。
今回は少し、挑む相手を間違えたかもしれないんだ」
「そうか。私は、弱いのか」
「よ、弱いと言うわけではないが、今回は相手が強かったんだ。
ほら。見てみろ。どんどん敵が攻めてきてるぞ?
あの男は倒せなくても、他に倒せるやつはたくさんいるはずだ。
頑張って戦おうな!」
しかし、キーヌは何も言わず落ち込んでその場から離れて行った。
少し言いすぎたかもしれないが、これは仕方ない事実なんだ。
ごめんな。
「どんどん攻めてきてるぞーー!
勢いを弱めるなーー!
どんどん攻め込めーーーー!」
リッテリンがそうなんども皆に声をかけているが、男たちは手を出すに出せない様子だ。
しかし相手の騎士たちは、男も女も容赦なくどんどん攻め込んでくる。
俺も、何か力になれることは無いのか?
本当は稲妻を呼び込んだり、奴らを炎の渦に落とし込んだりしたかったんだが、余計なものしか覚えなかったせいで何もできない。
今日の朝、しっかり起きて覚えるべきだったのか?
それとも子供達に渡したのが悪かったのか?
そう考えているうちに、どんどん自分を責めてしまっている。
「ええい!こんなことを考えても何も変わらない!
こうなったら、出来ることを全てやりきるぞ!」
俺は敵群の方を向いて構えた。
そして、
「ロウウインド!」
「ヒューーーーーーーー」
「きゃーーーーーーーーーーーーー!」
王都の女騎士たちのスカートは舞い上がった。
おまえ、大丈夫か?
こいつ、見た感じでも2メートルはあるぞ?」
「大丈夫だよ。
私はこのときのために今まで鍛えてきたんだ!」
自信はあるようだが、相手の男はどう見ても強そうだ。
筋肉モリモリで、腕や足は極太い。
こんなのが相手で、大丈夫か?
「よし。いくぞ!」
そう言ってキーヌは男は立ち向かった。
「だあっ!」
キーヌは拳に力を入れ、殴りかかった。
すごい力だ。
これは、だいぶ効いたんじゃ?
「ん?なんだ?流石に弱気だよな?」
男は顔色を一切変えず、キーヌに襲いかかった。
「とう!」
キーヌは大男に投げ飛ばされてしまった。
男に何度も立ち向かったが、何度も投げ返されてしまった。
ずっとその繰り返しであった。
「な、なんで?私が負けるはずはないのに」
「俺がそんな簡単にやられると思うか?
あと100倍の力を出したって、俺はやられることはないな。
そもそも武器を使わず素手で倒そうとすることが間違っていたんだよ!」
男は最後の一撃を決めようとしていた。
まずい…このままだとキーヌが!
でも、こいつは鎧を着ていないんだ。
それなら…
「クローズカット!」
「なんだ?」
「シュンキシュンッキシュンッ!」
男の服に、刃が一気に飛び出した。
「そんな小賢しい技、俺には痛くも痒くもないな!」
「ぽろっ」
その瞬間、男の服は木端微塵に破けてしまった。
「なんでだ?
お、俺の服がこんなことに?」
男はかなり慌てた様子だ。
そしてついに男は…
「くそっ。覚えてろよ?」
といって、その場から逃げてしまった。
どんな強い大男にも、欠点というものは誰でもあるのだろう。
しかし、まさかこの大男がこんなことで逃げてしまうとは驚きだ。
「あの、助けてくれたことには礼を言う。
だが、なぜ私はあんなにもあっけなくやられそうになったんだ?」
「そうだな。
確かに君は強い。
女性の中ではトップクラスの強さがあるはずだし、男性でも普通は手が出せないだろう」
「まあ、それはそうだろうけど……」
「だが、ああいう大男になってくると話は別だ。
あの男は体格からしても筋肉からしても、おそらくお前には引けを取らないかだろう。
それどころか、お前よりも強いと言える。
それに、相手は男だ。
力の差では男の方が、女よりも力が強いのは生物学上の事実なんだ。
抗うことはできない。
今回は少し、挑む相手を間違えたかもしれないんだ」
「そうか。私は、弱いのか」
「よ、弱いと言うわけではないが、今回は相手が強かったんだ。
ほら。見てみろ。どんどん敵が攻めてきてるぞ?
あの男は倒せなくても、他に倒せるやつはたくさんいるはずだ。
頑張って戦おうな!」
しかし、キーヌは何も言わず落ち込んでその場から離れて行った。
少し言いすぎたかもしれないが、これは仕方ない事実なんだ。
ごめんな。
「どんどん攻めてきてるぞーー!
勢いを弱めるなーー!
どんどん攻め込めーーーー!」
リッテリンがそうなんども皆に声をかけているが、男たちは手を出すに出せない様子だ。
しかし相手の騎士たちは、男も女も容赦なくどんどん攻め込んでくる。
俺も、何か力になれることは無いのか?
本当は稲妻を呼び込んだり、奴らを炎の渦に落とし込んだりしたかったんだが、余計なものしか覚えなかったせいで何もできない。
今日の朝、しっかり起きて覚えるべきだったのか?
それとも子供達に渡したのが悪かったのか?
そう考えているうちに、どんどん自分を責めてしまっている。
「ええい!こんなことを考えても何も変わらない!
こうなったら、出来ることを全てやりきるぞ!」
俺は敵群の方を向いて構えた。
そして、
「ロウウインド!」
「ヒューーーーーーーー」
「きゃーーーーーーーーーーーーー!」
王都の女騎士たちのスカートは舞い上がった。


