響け!宝石のカルマート

マーガレットは楽しそうに笑い、レオンハルトはリズたちの前に立つ。レオンハルトの姿を見て、全員が息を呑んだ。

「レオン、デキる女って感じするなぁ」

「トレンチコート、すごく似合ってるよ!」

女装をアントーニョとオルハンに褒められ、レオンハルトは複雑な気持ちを抱きながらリズの方を見る。リズは頰を赤くしながらレオンハルトを見ていた。

「リズ。私の格好はどうだい?」

「とてもかっこいいです。私もこんな女性になれたらいいのにな……」

リズが自身の胸元に触れる。レオンハルトは微笑んだ。

「リズは今のままでも充分素敵だよ」

「レオンハルトさん……」

レオンハルトとリズが見つめ合っている間に、マーガレットがオルハンとアントーニョを捕まえ、事務所の奥へと引き摺っていく。

紫の露出の多めのドレスを着せられたオルハンと、軍服ワンピースを着せられたアントーニョが喧嘩を始めるまで、レオンハルトはリズから目が離せなかった。