響け!宝石のカルマート

「装飾ばかりにお金をかけて、成金趣味だねぇ」

オルハンとマーガレットが歩いていく。レオンハルトもあとに続いた。ドアの前につくと、バーノンが「ようこそ!」と笑顔で出迎えてくれた。そのままリビングへと通される。リビングに向かうまでの廊下にも、宝石を使った豪華な調度品がズラリと並んでいた。

「みんな!今日はうちのお客様であるジッキンゲン様も来てくれたぞ!」

リビングのドアを開けたバーノンがそう言うと、リビングですでにパーティーを楽しんでいた何人もの男女の目がレオンハルトに向けられる。どうやら今日は宝石店の社員たちを呼んでのパーティーだったようだ。

「突然お邪魔して申し訳ありません。レオンハルト・ジッキンゲンと申します。バーノンさんともっと親交を深めたいと思い、パーティーへ参加させていただくことになりました。これよろしければ召し上がってください」

レオンハルトは高級チーズの入った箱を出し、一人に渡した。本物の貴族の登場に全員呆気に取られている。そんな中、バーノンがグラスを差し出した。