響け!宝石のカルマート

レオンハルトの言葉に、オルハンが「そうなんだねぇ」と言いながら机に突っ伏す。マーガレットも目をグルグルさせていた。思い付く場所は全て探し尽くしたのだろう。

「貸し金庫などをバーノンさんは借りていないんですか?」

リズの問いに対し、マーガレットとオルハンは首を横に振った。

「借りていないか調べたんだけど、借りてなかったわ」

「バーノン・ブラックの自宅も調べたんだけどねぇ」

オルハンの言葉にカナタが驚く。

「えっ!?どうやって調べたんですか!?」

「招待されたんだよ。バーノン・ブラックはパーティーが好きでね。よく自宅でパーティーを開くんだ」

オルハンの言葉に、レオンハルトは顎に手を当てた。頭の中に探偵セドリックシリーズが浮かぶ。探偵は、時として危険な行為も行わなくてはならない。

「私もそのパーティーに参加してもいいだろうか?もしかしたら、スケッチブックのありかをバーノン・ブラック自身が教えてくれるかもしれない」

レオンハルトが笑みを浮かべる。全員の視線が向けられた。