響け!宝石のカルマート

マーガレットは渋い顔をして首を横に振った。

「ちょっと行き詰まっちゃって……。レオンたちの知恵を借りたくてここに来たの!」

彼女の言葉にレオンハルトは頷く。

「なら、食事でもしながら話そうか」



レオンハルトたちはレストランに来ていた。一部屋ずつ個室になっており、秘密の話をするにはちょうどいい場所である。

料理をそれぞれ注文した後、マーガレットが水を一口飲んだ。オルハンもどこか疲れた顔をしている。

「で?行き詰まったってどういうことだよ!」

アントーニョがマーガレットとオルハンを見る。二人は顔を見合わせた後、オルハンが説明した。

「スケッチブックを隠しそうな場所を二人で探したんだよ。でもどこにもなくてねぇ。スケッチブックだから、衣服の下なんかには隠せないだろうし。レオン、魔法で探すことはできないのかい?」

「探し物を見つける魔法はあるけど、それは自分が無くしてしまったもの限定なんだ。魔法はそこまで万能じゃないよ」