響け!宝石のカルマート

レオンハルトの手がリズに伸びる。彼の大きな手はリズの頰に触れていた。

「そんなことを言わないでくれ。レイラは世界で一番素敵な女性だ」

レオンハルトの言葉にリズの頰が赤く染まっていく。レオンハルトの手にも、彼女の温もりが伝わってきた。

「レオンハルトさん……」

「お二人は本当に仲がよろしいのですね。ただの贈り物だけでなく、婚約指輪と結婚指輪のデザインもしたいところですな!」

バーノンの一言に、レオンハルトの心臓が高鳴った。



数時間後。指輪のデザインも決定し、レオンハルトとリズはホテルを出て事務所に向かう。豪華絢爛な馬車は街をゆっくりと進んでいった。

「本当にバーノンさんは指輪を作るんでしょうか?」

リズはふと思い出したように言う。その顔は真っ青だ。レオンハルトはニコリと笑う。

「大丈夫。もしも本当に指輪を作ってもらったら、きたんと代金は支払うよ。その後のことはリズが好きに決めればいい」

「私が決めてよろしいのですか?」