響け!宝石のカルマート

レオンハルトはリズの方を見た。リズはマーガレットの潜入調査の話を熱心に聞いている。驚いた様子で質問をするリズを見ていると、レオンハルトの胸が高鳴っていく。気が付けば、レオンハルトはリズの手に触れていた。

「レオンハルトさん?」

リズが顔を赤くしながらレオンハルトを見つめる。レオンハルトも顔を赤くし、口を開いた。

「リズ、一緒に来てほしい」

レオンハルトのその言葉に、アントーニョは「は?」と言いたげに首を傾げ、カナタとマーガレットは笑いながら互いの顔を見つめ合った。



ーーー数日後。

「レ、レオンハルトさん……。こんなドレス、私に似合ってますか?」

リズが恥ずかしそうにドレスのスカート部分を握る。今の彼女はいつものエプロンドレスではなく、豪華なドレスを着ている。レオンハルトが用意したものだ。いつもよりいいスーツを着たレオンハルトは微笑む。

「リズ、とてもよく似合っているよ。自信を持ちなさい。君は誰がどう見てもご令嬢だ」