響け!宝石のカルマート

レオンハルトの言葉に、アントーニョは「ウゲッ!」と顔を真っ青にさせる。普通の職場ならば、一度大暴れしただけで解雇になることをわかっているのだろう。カナタがレオンハルトを見上げる。

「レオンハルトさん、優し過ぎますよ。お二人にもう少し厳しく言った方がいいんじゃないですか?」

「まあ、そうだね」

「レオン、勘弁してくれよ〜!」

アントーニョがレオンハルトの肩を掴む。その時だった。レオンハルトのデスクに置かれた手鏡から「レオン!」と声が響く。リズが顔を上げた。

「マーガレットさんの声です!」

「ついに何か掴んだか!?」

アントーニョが足早に手鏡を掴む。レオンハルト、リズ、カナタも鏡を覗き込んだ。変装したマーガレットが手鏡を覗いている。レオンハルトが口を開いた。

「やぁ、メグ。調査はどうかな?何かわかったのかい?」

『それが全くダメなの〜!バーノン・ブラック、ガード固すぎ!』

マーガレットはため息を吐く。親友のために調査をしているのに何も掴めない。どれほどもどかしいだろうか。