メアリーが帰った後、調査に出掛けていたオルハンが入れ違いで事務所に戻った。探偵社員が全員揃ったところで、レオンハルトはメアリーからの依頼を話す。
「盗作かどうかの調査ねぇ。これってブラックへの潜入調査をしないと無理じゃないかな」
オルハンが顎に手を当てながら言う。彼の言う通り、客として潜入しても大した情報は得られないだろう。マーガレットが手を挙げた。
「あたしが潜入する!メアリーは大事な友達なの!あたし、メアリーを助けたい!」
「でも、お前って有名人じゃねぇか。バーノンって奴も知ってるんじゃねぇの?」
アントーニョが口を挟む。カナタとリズも「確かにそうですよね」とアントーニョに同意した。探偵としてレオンハルトの名前が有名なように、ファッションや美容の世界でマーガレット・アンバーという名前は広く知られている。
「メグ。久しぶりにあれを見せてくれるんだろう?」
レオンハルトはマーガレットに訊ねる。マーガレットは「もちろん!」とウインクした後、別室へと移動した。


