メアリーがそう言うと、マーガレットが「えっ!?」と驚きの声を上げた。メアリーは「驚くよね」と薄く笑う。
「まだ婚約の発表してなかったものね。その発表をする前に、アルバートは事故で亡くなったんだけど」
「アルバート・スノーの死……。確か、雑誌でも一面で取り上げられていたね」
アルバートは半年前、不運な事故でこの世を去った。メアリーはまた鞄の中に手を入れる。次に取り出したのはリングケースだった。小さな箱を開けると、中から指輪が姿を見せる。バラの花にダイヤモンドが埋め込まれた美しい指輪だ。
「この指輪は、アルバートが私のためだけに作ってくれた世界で一つしかない婚約指輪です」
「素敵な指輪ですね」
レオンハルトは素直に思ったことを伝えた。アルバートは愛する人のため、一生懸命デザインなどを考えたのだろう。しかし、メアリーの表情は暗い。指輪を見つめたマーガレットが口を開いた。
「この指輪、ブラックが出したものとそっくりじゃない?」
「ブラック?」
「まだ婚約の発表してなかったものね。その発表をする前に、アルバートは事故で亡くなったんだけど」
「アルバート・スノーの死……。確か、雑誌でも一面で取り上げられていたね」
アルバートは半年前、不運な事故でこの世を去った。メアリーはまた鞄の中に手を入れる。次に取り出したのはリングケースだった。小さな箱を開けると、中から指輪が姿を見せる。バラの花にダイヤモンドが埋め込まれた美しい指輪だ。
「この指輪は、アルバートが私のためだけに作ってくれた世界で一つしかない婚約指輪です」
「素敵な指輪ですね」
レオンハルトは素直に思ったことを伝えた。アルバートは愛する人のため、一生懸命デザインなどを考えたのだろう。しかし、メアリーの表情は暗い。指輪を見つめたマーガレットが口を開いた。
「この指輪、ブラックが出したものとそっくりじゃない?」
「ブラック?」


