君への想いは、愛だった



え……。
わ、私のために……?

友達にそんなことをしてくれる人なんていなかったから……、ちょっと反応に困る……。

コミュ力のない私は、どう反応すればいいのかわからなかったけど、とにかく喜びを全面に表現する。

「ありがとう……!……、あ、おいしい……‼︎」
「俺のおすすめ。甘いのが苦手な俺でも食べれる」
「すっごく美味しい!絶対リピートするっ!!ありがとう、美味しい店教えてくれて……!!」

食べ進めながら笑顔を向ける私に、少し照れくさそうにした碧が、こっちを向いた。

「じゃあ、明日から毎日放課後空けといて」

「え……?」

「毎日寄り道する」

「えっ、それって、毎日奢ってくれるってこと⁉︎そんな、悪いよ、大丈夫!」
「いや、俺が奢りたい。俺のおすすめを食べた感想教えて欲しいし」
「〜っ、そうは、言っても……っ」

あっ。

バッと俯いた顔をあげた。

「じゃあ、明日は私のおすすめのお店行く!!」

「……え」

「それで、明後日は碧のおすすめを教えて!!そうやって代わりばんこにおすすめし合えばいいんじゃないかなっ」

我ながらナイスアイデアでは⁉︎

碧は少しの間黙り込んだ後、頷いた。

「……わかった。じゃあ、明日はよろしく」
「うんっ。碧も毎日、予定空けといてねっ」
「当たり前」
「じゃあねっ。クレープありがとう‼︎」

クレープの包み紙をゴミ箱に捨てて、分かれ道で碧と別れる。

明日が楽しみだななんて、随分と久しぶりに思った。