冷血プリンスの最上溺愛~幼なじみの卒業~

ふいにこちらに視線を移した柊くんが私を見つけるなり、ふわり、と微笑んだ。



その笑顔が何故か懐かしくて、でも昔みたいなあどけなさじゃなくて、大人っぽい笑顔。



「ごめんね…!待たせちゃって!」



「全然。行こ」


すると、あろうことか私の手を取ると歩き出した柊くん。



へ…ぁ…え?


「え、えっと…柊くん…っ!これは…っ」



手をつなぐのなんて何年ぶりだろう…。しかも…柊くんから…。



「嫌?」


「いやじゃないっ!嫌じゃないけど…っ」



「けど?」


「ひ、久しぶりだから…」