冷血プリンスの最上溺愛~幼なじみの卒業~

「あーなんでだろ…めっちゃむず痒い…」



「クリーム貸すよ!」



得意げにクリームを掲げてみせると。


「……いらん」



え?


こちらに目もくれず俯いて額を押さえた明日香ちゃん。



「大丈夫…?」


「うん。その言葉そのまま返すわ…」



本当に…大丈夫なの?


「頑張れ、親友よ…」



ひたすら項垂れている明日香ちゃんは私をじっと見るなり、どこか遠くを見つめるように目を細めた。



「じゃあね…」


そう言うなり、思いっきり顔を伏せて寝息を立て始めた。



「え?明日香ちゃん?」