冷血プリンスの最上溺愛~幼なじみの卒業~

―――「……ゆう」



聞こえるはずのない声がして驚いて振り返る…と、



「っ…柊くんっ!」




嬉しくてついつい駆け寄ってしまう。


「何でいるのっ…学校帰り?」




「……帰ろう」



え?


いつもよりも低い声にびっくりしてしまった。



「っ、え?」



「何で一緒にいるの」



不機嫌そうに眉を潜めた柊くんが口を開いた。


一緒…?先輩と、ってこと…



「カラオケの後で…」


「カラオケ?何で?」



柊くんの群青色の瞳が静かに私を映した。



「えっと、ね…その…ごう、こん?ってやつに…」