檻の中、蝶は愛に溺れる。

「――見つけた」

泣きそうになりながら微笑む彼は……

「桜、さん……」

一番力を持つ財閥の、御曹司でした。

「蝶花」

名前を呼ばれるたびに、やっと檻から出られたんだと安心する。

私は、この人の隣なら


――幸せになれるのかな。