きみが春なら

あの人の声が
聞こえた気がした。

夢でもいいから話したかった。
伝えたい事がたくさんあるのに。

体が言うことを聞かなくて。ひとつも言葉にならなくて。


……ごめんね、
泣いてるの?

ごめんね、

ごめんね。


胸の中で必死に叫んでいるうちに。
何かが少しずつ喉を通っていく。

だけど目が開かない。
まだ眠たい。


「……」


ごめんね、

愛してる。


……イーヴァン。