蛍の季節に、キミはまた会いに来る


「窮屈な時ほど空って見上げると落ち着くんだぞ。知らなかっただろ」

不覚にも涙が出そうだった。

私は、こんなことで泣いていい人じゃない。

誰かと関わったり、感情が揺れたり、そんなことしてるから、周りから人がいなくなる。

「あんたが何にそんなに突っかかってんのかしらねぇけど、楽しく生きたもん勝ち。そう、思うけどな」

「.........」

「な?悪くないだろ?」

無視しなくちゃ......。

外見に見合わない彼の優しい微笑みを見て、拒否する心が生まれた。

彼が私を無視しないのなら、私から無視すればいい。

そうだ。

そうしよう。

そうするのが一番いい。